ピエールSの戯言

自分の趣味の音楽や車、考え方、そんなのを書くだけ

完璧主義を捨てるべき

私は変なところで完璧主義な側面がある。

例えば、モノを作りそれをインターネット上に公開するのは躊躇うし、かつての仕事においても完璧なものを作らないといけない、と感じていた。

 

だが、実際はそんなものは捨てた方が良い、ということに最近気付いた。

 

そもそも完璧とは?

誰の基準で?

指標は?

 

つまるところの話、完璧という基準は人それぞれであり、そこに完璧に対する共通の認識を当てはめるのは難しいのである。

もし仮に自分で完璧という指標を設定しても、それ以上の成績を出す人が現れたら、必然的にそれが完璧になるし、その人の上が…と無限ループになる。

 

さらに完璧主義を思想として取り組んでしまうと、新しいことに挑戦しにくくなってしまう。

もちろん、モチベーションという意味である程度の成績を設定するのは、新しいことに対してより深く追及することができるようになるので良いと思う。

だが、あまりに高すぎると(つまりこれが完璧主義)モチベーションどころか、挑戦をしなくなってしまう。

一部の天才を除き、人はその過程で必ずミスをする、はずである。

その失敗した際に、完璧主義が邪魔をし、立ち直るのが難しくなる場合もある。

自分がまさにそれで、元々メンタルが弱いのに完璧主義があるせいで、なにも挑戦できていなかった。

 

なぜ完璧主義が考えとして身についてしまったのか。

多分それは私が、著名人の自伝とかを読まなかったからかもしれない。

著名人の行動の結果というのは知らず知らずのうちに知識として蓄えている。

だが、その人を深く見ようと思ったことがないため、その過程を調べようともしなかった。

恐らくこれが原因だと思う。

自伝を読む理由にはこういう事を学べる機会があるのだと知った。

 

失敗は成功の基、という言葉があるように、失敗したとしてもそこから学ぶことをすれば、それは失敗ではなく、成功への一歩なのである。

 

では、完璧主義をなくすためにはどのようなことをすべきなのか。

個人的な対策を考えていきたい。

まず、失敗を恐れないこと、としたい。

(ここで書くのはあくまでも自身の考えで、まだトライしていないから今後やっていきたい。その際の道しるべ兼ヒントとして書き記したい)

失敗するにはまず挑戦する必要がある。

とりあえず、基本的なことを学んで実行し、失敗してもいいから取り敢えずやっていきたい。

そして、失敗した際には落ち込んで自分にセンスがないと責めるのではなく、これは成功の一種。だがどうしてこうなったのか、別の手段は?といったことを考えなくてはならない。

 

また、目標設定にしても最初から完全体ではなく、階層分けをしてその中で完結するようにしたい。

簡単な例えだと、ある交響曲を弾くとしたら、何日までに何節まで、といった具合に。

仕事や日常的なこと、趣味にも当てはめていきたい。

 

 

取り敢えず、自分にとって完璧主義というのは弊害そのものであるため、この思想をできる限り排除して、段階的に物事をやっていきたい。